【プレスリリース】地域共助力の向上・うになか夕涼み会を開催します〜めいわ観光まちづくりプロジェクト〜

明和町の観光地域づくりを推進する一般社団法人明和観光商社(本社:三重県多気郡明和町、以下明和観光商社)が三重県明和町(町長:下村由美子)とともに取り組む持続可能な観光地域づくり事業において、地域課題の解決を目指すさまざまな取り組みを募集し、採択された10件のプロジェクトに対し「めいわ観光まちづくり支援金」の給付を行います。

このたび、明和町有爾中区自治会が、区内での交流の場づくりを行うことによる共助力の向上を目的に、8月11日(日)「うになか夕涼み会2024」を開催することとなりました。

イベント企画を通じた、働きながらでもできる自治会運営体制の検討と交流の場づくり

明和町では、新しい住宅地ができている一方、古くからある地区の暮らしを支える自治会の存続が課題となっています。背景として、自治会長などの役割は、現役世代が働きながら行うには負担が大きく、また、自治会に入らなかったり、活動に参加しなかったりと自治会運営や活動に対する考え方も多様になっていることが考えられます

厚生労働省が推進している地域共生社会の考え方では、人口減による担い手不足や、地縁などのつながりが弱まってきている中で大切なのは「人と人のつながりそのものがセーフティネット」とされています。

今回のプロジェクトは、有事の際の対応はもちろんのこと、地域で起きた困りごとの解決や地域の美化、治安の維持などのためにも、地域で暮らしていく中で大切な助け合いの精神を育む交流の場づくりとして「うになか夕涼み会」を行います。そして、それらを支える有爾中区自治会の運営のあり方を、イベントを通じた地域の多様な主体の共創の中で検討していくために企画されました。

伝統産業×DXで子どもたちに、地域の産業を学び、体験する機会を

今回は、子どもたちを中心とした郷土愛の育成として、地域の人たちに明和町の産業、魅力を知ってもらうための取り組みも行われます。

150年続く「みいと織」や、江戸時代にお伊勢参りで大流行し、一度途絶えたものの再興した「擬革紙」などの伝統工芸に触れ、体験できるワークショップを開催、さらに、アバターを介した接客体験など、新しい「しごと」も体験できます。

今後も、「うになか夕涼み会」は有爾さくら会(老人クラブ)や神社総代、寺世話、自衛団、防犯パトロール隊、消防団などの地域の多様な主体と共創し開催していきます。また、次世代に引き継げる自治会の効果的な運営方法を検討しながら、地域を未来に残すための課題解決を行う、自治活動のモデルケースとなることを目指していきます


うになか夕涼み会 2024

日時:令和6年8月11日(日)

場所:有爾中区公民館(三重県多気郡明和町有爾中506-1)

時間:16:00〜20:00

内容:飲食販売、eスポーツ体験、めいわの産業〜今昔しごと体験〜等

主催:有爾中区自治会

「うになか夕涼み会」は有爾中区で昭和初期には開催していた「会式踊り」が形式を変え受け継がれてきたものです。


持続可能な観光まちづくりのための小さな好循環モデル活動支援金

暮らす人、訪れる人から選ばれ続ける明和町であるために、明和町をよくする好循環を作り出す、持続可能な観光まちづくりのモデルとなるプロジェクトについて支援金を給付するものです。

ひとつひとつの取り組みにより、小さな好循環が大きな好循環に発展し、町民そして来訪客にとって「住んで良し・訪れて良し」の持続可能な観光地域づくりが実現していくと考えています。本支援金で、明和町内の10つのプロジェクトを支援しています。

持続可能な観光地域づくり

持続可能な観光とは、「訪問客、業界、環境および訪問客を受け入れるコミュニティーのニーズに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮する観光」です。

明和町においても、「暮らす人、訪れる人から選ばれ続ける明和町」であるため、住民が主体となった地域の活性化や伝統行事の継承が行われています。

明和観光商社神社は、神宮ゲートウェイプロジェクトとして観光客の誘致に取り組み、伊勢街道の賑わいづくりや神社を軸にした地域の活性化、子どもたちの郷土愛育成にも力を入れています。

これらの取り組みにより、国史跡斎宮跡や擬革紙、御糸織をはじめとした文化財の保全と活用を目指し、そして、地域の歴史・文化を次世代に繋げ、住民の暮らしが豊かなものになるよう、地域一体となった観光地域づくりの推進を目指します。