【NHKブラタモリで紹介】斎宮で十二単体験!伊勢神宮までのお伊勢参りサイクリングも

2025年5月10日(土)放送のNHK「ブラタモリ」で紹介された国史跡・斎宮跡。番組を見て「どんな場所かもっと知りたい」「実際に行ってみたい!」と思われた方へ
──伊勢市と松阪市の間に位置する明和町では、斎王がまとった優雅な平安装束「十二単」の着付けや貝覆い等の平安遊びが体験できます。また、タモリさんのように伊勢街道を満喫できる、斎宮から伊勢神宮の内宮までのサイクリングツアーもご用意。
番組で紹介された歴史と文化を、あなた自身がこの旅で体験してみませんか?

タモリが立ち寄った斎宮史跡内の「竹神社」は、かつての皇女「斎王」の宮殿があった場所と伝えられています。

三重県明和町に位置する斎宮跡内の「竹神社」は、かつて伊勢神宮に仕えた皇女「斎王」の御所があったと伝わる神聖な場所。2025年5月放送のNHK「ブラタモリ」でも紹介され、注目を集めました。
「竹神社」は、地元の氏神様で、氏子のみなさんが今も、花手水や御朱印、鎮守の森を活用した子ども向けイベントの他、毎月の「満月」をテーマに「満月参り」や「満月御朱印」「満月市」などで、斎宮を盛り上げています。
 1000年以上前に斎宮で暮らされていた斎王様も江戸時代におかげ参りに訪れた庶民も同じ満月を見上げていた、そんな場所がここ斎宮です。
 伊勢参りを支えたこの地の重要性を感じながら、現地で心があらわれるような深呼吸してみませんか。

斎王が暮らすみやこ「斎宮」の役所を再現した「平安の杜」は、寝殿造(しんでんづくり)の建物で、平安時代の建築様式を身近にみることができます

明和町・斎宮跡にある「平安の杜」は、かつてこの地に存在した官庁「斎宮寮」の政庁建築を、発掘調査の成果をもとに再現した施設です。斎宮跡は「埋設史跡」と呼ばれ、地表には遺構が見えないものの、地中には豊かな歴史の痕跡が眠っています。その中でも、国家祭祀を担った斎王を支えた政庁の中心部が、この場所にあったと推定され、発掘成果を基に平安時代の建築様式「寝殿造」で忠実に復元されました。
 施設内は自由に見学でき、斎宮の歴史を学ぶ拠点として親しまれています。柱や屋根の意匠、空間のつくりが千年前の都の格式を今に伝え、歴史の舞台に入り込んだかのような感覚が味わえるのも特長。ちなみに、月曜日はお休みです。

その安の杜」から徒歩1分、いつきのみや歴史体験館では、皇女や平安貴族の装束である「十二単」を着たり、昨年の大河ドラマ「光る君へ」の紫式部のなりきり写真の撮影ができます。

伊勢市と松阪市の間にある明和町。近鉄山田線の斎宮駅の目の前にあり、「平安の杜」からも徒歩1分の「いつきのみや歴史体験館」では、平安時代の高貴な装束「十二単」の着付け体験が好評です。大河ドラマ「光る君へ」で話題になった紫式部になりきっての撮影もOK!和装文化や平安の美を体験したい方には、斎宮エリアは貴重な映えスポットです。
 令和7年6月7日には、斎王様の儀式を再現した「斎王まつり」が開催され、10月5日(日)は平安時代の催事でもある観月会が行われます。
 特に観月会は、いつきのみや歴史体験館がメイン会場となり、ライトアップされた史跡を、係留された気球の上から満月と共に眺められる貴重な体験ができます。

いつきのみや歴史体験館は、平安の杜と同じ平安時代の建築様式。平安貴族の遊びで、愛子様も体験された「貝覆い(かいおおい)」や、盤双六のほか、ザキヤマがバラエティー番組で体験していた弓矢もできます

明和町・斎宮跡にある「いつきのみや歴史体験館」では、平安時代の貴族たちが親しんだ優雅な遊びを体験することができます。特に人気なのが、二枚貝の内側に描かれた絵をそろえる「貝覆い」や、日本のすごろくの元祖とも言える「盤双六」など、当時の知的で風雅な遊びの数々。これらは単なる娯楽にとどまらず、教養や礼儀作法を学ぶ一環でもありました。
 施設は、平安時代の寝殿造(しんでんづくり)建築様式を取り入れて建てられており、その空間に足を踏み入れるだけでも、まるでタイムスリップしたかのような感覚が味わえます。
 テレビ番組でタレントのザキヤマさんも体験した「弓矢遊び」や、和の所作を体験できるプログラムもあり、特に親子連れや修学旅行の生徒に好評。 
 さらに、季節ごとに変わる体験メニューも充実しており、何度訪れても新しい発見があります。平安文化を“体で感じる”ことのできる、貴重なスポットです。
 なお、貝覆いや盤双六、十二単の一部の着物を羽織って行う写真撮影等、多数のプログラムが無料で提供されていますので、子どもさんといらしてくださっても、楽しく遊んでいただけます。
 

斎王様と同じように、斎宮からのお伊勢参りを体験できる「伊勢路を電動自転車でゆく お伊勢参りツアー(斎宮ー外宮ー内宮)」もご用意。

「斎宮から伊勢神宮へのお伊勢参りを体験できる電動サイクリングツアー」は、かつて斎王たちが伊勢へ向かう際に歩んだとされる伊勢街道のルートを現代に再現した体験型の歴史旅です。
 斎宮跡を出発し、伊勢神宮の外宮から内宮までを電動自転車で巡るこのツアーでは、車では通り過ぎてしまうような歴史的町並みや、地域の人々の暮らしが息づく路地裏の風景など、“お伊勢参りの原風景”にふれることができます。
 途中には古いお茶屋跡や神社、橋などの文化財的なスポットが点在し、地元のガイドが丁寧に案内してくれるため、土地の歴史や背景を学びながら安心して楽しめます。伊勢街道のゆるやかな起伏を電動アシストで軽やかに進むので、運動が苦手な方でも気軽に参加できます。
 歴史好きはもちろん、伊勢の文化や自然、風景をじっくり味わいたい人にぴったりのコース。
 新しいお伊勢参りの形として、今注目を集めています。

明和町に行きたくなった人は・・・

三重県明和町には、「斎宮跡」や「いつきのみや歴史体験館」をはじめ、平安時代の歴史と文化を五感で楽しめる観光スポットが点在しています。かつて伊勢神宮に仕えた未婚の皇女「斎王」が暮らしたこの地は、国家祭祀を担う特別な場所として知られ、今もなおその面影を残しています。NHK「ブラタモリ」でも特集され、大きな注目を集めました。
 十二単の着付け体験以外にも、斎宮・斎王の歴史が学べる「斎宮歴史博物館」や、在原業平との悲恋が描かれた伊勢物語の舞台となった大淀海岸(伊勢湾の海)もあり、ここでしか味わえない体験が満載です。
 そんな明和町は、伊勢市と松阪市のほぼ中間に位置。近鉄「斎宮駅」から徒歩数分で斎宮跡や体験施設にアクセスできます。
 名古屋・大阪方面からは、松阪駅まで特急や急行を使っていただき、その後は各駅停車で20分程度と、伊勢神宮参拝の前後に立ち寄る旅程にもぴったり。心と体を整える“もうひとつのお伊勢参り”を、体感しにいらしてください。

十二単着付け体験を行っているいつきのみや歴史体験館のご案内

平安時代へタイムスリップ!
 いつきのみや歴史体験館では、斎宮が最も栄えた平安時代にスポットを当て、その時代の歴史・文化・技術などを身近に体験していただくことができます。
 館内では、常設体験を無料で体験できるほか、季節に合わせた体験講座・イベント、団体向けの体験も行っております。

❖「平安装束試着体験(大人)」料金等
■十二単:赤色もしくは青色を基調とした装束で平安貴族女性の正装 
 ※身長140㎝以上推奨
 ・十二単(女性・赤)10,000円
 ・十二単(女性・青)10,000円
■直衣(のうし):上品な白色が美しい平安貴族男性の普段着 
 ※身長140㎝以上推奨
 ・直衣(男性・白)10,000円

伊勢路をゆくお伊勢参りツアーのご案内

お伊勢参りのストーリーを知る文化体験
 本ツアーは、「伊勢に行きたい、伊勢路が見たい。たとえ一生に一度でも」という思いに象徴されるかつての“お伊勢参り”の道を、現代の旅人が電動アシスト自転車でたどる体験型の文化ツアーです。
 斎宮跡を出発、伊勢街道を経て内宮へと至る道中では、古き良き街並みの風情や、伊勢神宮のお膝元に根付く風習・暮らしを、自転車ならではの速度と視点で感じることができます。途中には、江戸時代から参宮客を迎えてきた歴史ある茶屋に立ち寄り、伊勢銘菓を味わうひとときも。
 自らの足で伊勢街道をたどり、その歴史と文化に触れることで、伊勢神宮への参拝がより感慨深く、心に残る体験となるよう構成されています。本物の伊勢を知る、ディープで新鮮な時間をお楽しみください。

❖ツアー概要料金等
■設定除外日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
■所要時間:約6時間30分
■催行人数:最少2名/最大5名
■対象年齢:13歳以上(18歳未満は保護者同伴)
■集合場所:斎宮駅史跡公園口休憩所(三重県多気郡明和町斎宮3043-3)
■集合時間:午前10時
■料金:お一人様 9,000円(税込)
    ※料金に含まれるもの:
     電動アシスト自転車・ヘルメットレンタル料、ガイド料、軽食(へんば餅)、
     保険料(※訪日旅行者は対象外)
■昼食:外宮周辺にて各自(費用別途)
■予約締切:参加希望日の2日前17時まで
■予約・問い合わせ:一般社団法人 明和観光商社
          TEL:0596-67-6850 / MAIL:dmo@hana-meiwa-jp