明和町の持続可能なまちづくりに寄与する活動に支援金を給付します。

〜令和5年度 明和町 持続可能で魅力的な観光地域づくりプロジェクト第一弾〜

 明和町・一般社団法人明和観光商社は、昨年度より、明和町らしい持続可能で魅力的な観光地域づくりを推進しています。今年度の取り組みの第一弾として、町内の伝統行事や祭りなどの取り組みに対し支援金を給付する事業を実施いたします。この事業は明和町町制65周年を記念して行うものです。支援を実施することで町内の伝統文化の保全・継承に貢献し、さらには、「住んでよし、訪れてよし」の明和町のための新しい活動も支援することで、町内の観光地域づくりの機運醸成にも挑戦します。

事業の概要と今後の展開

 この支援金は、明和町町制65周年を記念して、「持続可能な地域づくり」を具現化するため、明和町内の伝統行事、祭りを次世代に継承する活動や取り組みに対し補助金を支給するものです。

 本事業により、町内の伝統行事や祭りが、継続できる体制づくりが行われ、次世代継承が進むことで、明和町の中に「小さな好循環」が生まれていくことを目指しています。ひとつひとつの取り組みにより、小さな好循環が大きな好循環に発展し、町民そして来訪客にとって「住んで良し・訪れて良し」の持続可能な地域づくりが実現していくと考えています。

  • めいわ観光まちづくり研究会の運営
    • めいわ観光まちづくり研究会で発案のあった企画や、地域資源を活用し、その資源の保全に貢献する観光プログラムの充実を図ります。
  • プロモーション
    • SNSなどを用いて、支援金を給付した取り組み事例や「めいわ観光まちづくり」について情報発信を行います。
  • 地域の持続性を高める観光プログラムの開発と販売
    • めいわ観光まちづくり研究会で発案のあった企画や、地域資源を活用し、その資源の保全に貢献する観光プログラムの充実を図ります。

 これからも、地域住民にとっても訪問者にとっても魅力的な明和町のための持続可能な観光地域づくりを推進していきます。

明和町の持続可能な観光地域づくり

 令和4年度より、観光庁「持続可能な観光推進モデル事業」の採択を受け、明和観光商社(登録DMO)を中心に、持続可能な観光地経営を実現するための体制構築、人材育成・創出に取り組んできました。また、明和町と連携し、国際認証(※)を見据えた「めいわ持続可能な観光地域づくり」のロードマップの策定や国史跡斎宮跡や、伝統工芸品である擬革紙、御糸織などの文化財を活用した持続可能な観光商品の開発を行い、地域資源の「保存・保全」「活用」を推進してします。今年度は、上記の取り組みの他に、観光指標に基づいた地域の持続可能性を評価するための仕組みづくりも行います。

※国際認証:グリーンデスティネーション
 持続可能な観光地の国際的な認証団体グリーンデスティネーションズによる認証制度

日本の観光地域づくりを取り巻く現状

 コロナ禍を経て、再び盛り上がりを見せる日本の観光産業。令和5年3月に閣議決定された「観光立国推進基本計画」では、基本的な方針の一つ目に、「持続可能な観光地域づくり戦略」を掲げ、持続可能な形での観光立国の復活に向け、旅行の質を重視し、訪問者数に依存しない指標を設定しています。持続可能な観光とは、「訪問客、業界、環境および訪問客を受け入れるコミュニティーのニーズに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮する観光」です。
 そして、地方においても、観光は地域が稼ぐ手段として重要視され、地域活性化の切り札として位置付けられています。地域活性化の切り札である観光を、持続可能な形で推進し、地域住民の理解を得ながら、地域の自然、文化の保全と観光を両立させることで「住んでよし、訪れてよし」のまちづくりが実現されます。

参考
・「観光立国推進基本計画」令和5年3月31日閣議決定
・国連世界観光機構(UNWTO)

【本件に関するお問合せ】
一般社団法人明和観光商社 担当:秋山実愛
電話:0596-67-6850
Email:[email protected]