【プレスリリース】斎王まつり今世紀初となる斎王群行での竹神社参拝 〜斎王まつり限定御朱印の頒布〜
明和町の観光地域づくりを推進する一般社団法人明和観光商社(本社:三重県多気郡明和町、以下明和観光商社)が地域住民とともに活性化に取り組む竹神社で、6月1日、「第41回斎王まつり」の斎王による玉串奉奠(ほうてん)が行われることとなりました。斎王群行が伊勢街道を通るのは8年ぶり、さらに、その群行が竹神社を参拝するのは今世紀初となります。それを記念して、斎王まつり特別御朱印を頒布いたします。今後も地域コミュニティ主体で、自然や文化などあらゆる資源を活かす観光まちづくりを促進します。
竹神社を軸にした地域活性化
氏子の減少や自治会などの地域コミュニティ・繋がりの希薄化により、多くの神社では運営が困難になっています。明和町にある竹神社(三重県多気郡明和町斎宮2757−2)についても、令和2年までは社務所は開いておらず閑散とした状態となっていましたが、コロナ禍の令和2年より、地域コミュニティが主体となり、境内清掃や花手水管理、御朱印頒布などが行われ、明和観光商社と活性化に向けて連携するなかで、県外から観光客が訪れる流れが出来ました。
令和4年からは、明和観光商社が、持続可能な神社経営のための実証事業(3年間)として、竹神社が抱える地域課題を、「観光」を手段に解決を図る運営を開始。大学にて神道を学んだ明和観光商社のメンバーを中心に、竹神社氏子らとともに御朱印の企画や、情報発信、鎮守の森の活用など、地域コミュニティの活性化と、観光ならではの関係人口拡大へと繋げてきました。
今世紀初となる斎王群行での竹神社参拝
これまでも斎王まつりにおける斎王群行は、時代に合わせさまざまな形で行われてきました。今回は歴史的文脈に加え、今の時代においても地域コミュニティとしても重要な機能を果す竹神社にて、斎王による玉串奉納が行われ、斎王と群行が一体となった祈りが捧げられることとなりました。
つきましては、本年の斎王群行を記念し、斎王と竹神社の鳥居が描かれた「斎王まつり特別御朱印」を頒布いたします。
竹神社 斎王まつり御朱印
期間:2024年6月中の土日
場所:竹神社社務所
時間10:00~15:00(但し、斎王まつり当日の1日(土)、満月参りの22日(土)は10:00〜19:00)
斎王まつり御朱印は、令和3年から5年にかけて、竹神社満月参り御朱印を担当した、元明和町の地域おこし協力隊で、同町で起業したイラストレーターのミズグチユカ氏が担当。斎王まつりに合わせ、竹神社前のみのりやでは、原画展がおこなわれます。
竹神社について
明治44年(1911)、旧斎宮村にあった25社の神を合祀して誕生した神社。元は竹川の古里にありましたが、明治時代に野々宮が祀られていた現在の場所に移動。周辺からは平安時代の大規模な塀列や掘立柱建物の跡が発掘されたため、斎王の御殿があった場所ではないかといわれています。また、謡曲「絵馬」にちなんだ絵馬殿にあった絵馬が、現在この神社に保管されています。